気付けばもう24歳になってから一ヶ月以上が経っていた。
その事実を思い出したことに加えて、
ここ2、3日喉を痛めていたことを理由に一日中何もしていないということが、
薬でだるくなった体に覆い被さってくる。
時間を無駄にしてしまったときはいつもpink floydのtimeの歌詞を思い出す。
退屈な一日を刻む時計の音
お前は誰かや何かが道を示してくれるのをずっと待っている
日向で寝そべるのにやがて飽き、
窓の外の雨を眺める日々
お前は若く食い潰す時間はいくらでもあるが
気付けば10年が経っているだろう
そしてスタートの合図を聞き逃したことを悟る
年々一日は短くなるが、太陽の位置は変わらず
お前だけが年を食っていく
静かな絶望に身を委ねるのがこの時代の過ごし方
息は切れ、やがて死の影を見る。
あと733日
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